はじめに
私は約18年ほど自前のサーバを立てていました.
しかし昨年の冬に共同管理者が自前のサーバをやめたため,自分もレンタルサービスに移行することにしました.
gitのサーバも必要だったので通常のレンタルサーバではなくVPSに初挑戦することにしました.
この記事ではTime4VPSが使えるようになるまでを備忘録していきます.
VPS選び
まずはVPS選びです.
今回は問題の無い範囲で最安のVPSで勉強し,次から性能などを検討することとしました.
調べられた範囲で本当の最安値はやはりCloudatcostです.
初期費用$17.5のみ(2017/05/16現在※月額ではない)という,果たしていつまでサービスが継続するか怪しいレベルの安さです.
しかしこのCludatcost,(最近は改善されたという話ですが,)サーバが動いていない事が多かったり,当たり外れが激しいという噂です.
今回は初めてのVPSで,サーバが動かないという理由での躓きは流石に遠慮したいため,きちんと動く評判がありその中で安いTime4VPSを利用することとしました.
ちなみに今日(2017/05/16)調べたところ他にコスパの良いVPSとしてAlpharacksなどが出てきました.月に3回位落ちるなどあまり評判は良くないみたいですが,機会があれば試してみたいです.もっとも,設定まで行った現在感想としては,1年後には安さよりもそれなりの性能を求めている気がしますが.
Time4VPS
ということで今回利用するVPSはTime4VPSです.
リトアニアにサーバがあるため,日本からのアクセスははっきり言って遅いという評判ですが,個人のHPのためそこまで気にしないこととしました.どうしても気になるようなら1年後に考えます.
今回はどの程度の性能が必要かの見極めも兼ねているので,Standard VPSのXS Planという最小のプランを利用することにしました.
XS Planの性能と価格は次のようになっています.(2017/05/16現在)
- CPU : 1 x 2.40 GHz
- RAM : 512 MB
- HDD : 20GB
- Bandwidth : 1TB
- Backups : Daily, Weekly
- 1.99 EUR/mo. (月契約) ~ 0.99 EUR/mo. (2年契約)
私は1年契約としたため,14.88 EURとなりました.ちなみに追加のIPが必要な人にも9.99 EURでIPを追加するオプションなどもあります.
VPS契約
使用するVPSが決まったので早速契約をしてみます.
Time4VPSのトップページからStandard VPS→XS Plan→Orderと順に選択していきます.
支払い周期の選択画面が出るため,私は14.88EUR Annuallyを選択してContinue.
PayPalを選択している場合PayPalの支払画面が出て来るので支払いを行います.
これで自分のユーザにVPSが追加されていると思います.
初期設定
ここからVPSを実際に使うための準備に入ります.
ダッシュボードからVPSの選択画面に入り,追加されたVPSを選択します.
Install OSでOSの選択画面に移動し,使用するOSを選択します.私はUbuntu 16.04を選択しました.
全消去の確認をYesにしてContinue.
5分ほどお待ち下さいとでますが,私の場合は2分ほどでサーバのインストールが完了していました.
完了している場合,Installation Resultsにサーバのホストネームとrootのパスワード,IPv4/v6が表示されます.
今後はこのホストネームとパスを利用してsshでログインすることができます.
しかし,実際にはこのパスワードは使わず,一人目のユーザ作成などをブラウザ上で行うことができます.
詳しいやり方は次の記事で紹介します.